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Rudolph, D.*; Forsberg, U.*; Golubev, P.*; Sarmiento, L. G.*; Yakushev, A.*; Andersson, L.-L.*; Di Nitto, A.*; Dllmann, Ch. E.*; Gates, J. M.*; Gregorich, K. E.*; et al.
Acta Physica Polonica B, 45(2), p.263 - 272, 2014/02
被引用回数:22 パーセンタイル:75.33(Physics, Multidisciplinary)CaビームとAm標的との核反応で115番元素の同位体を合成し、崩壊連鎖を30事象観測した。観測された崩壊連鎖は過去に115番元素のものとして報告されたものと矛盾が無く、115番元素の同定を再確認した。また線と光子との同時計数測定を合わせて行い、115番元素の崩壊連鎖上に位置する超重核の線およびX線の候補を観測した。最も重い超重核領域での線の観測は、超重核の核構造研究に大きな進歩をもたらすものである。
鳥居 義也; 山本 和喜; 堀 直彦; 熊田 博明; 堀口 洋二
JAERI-Conf 2001-017, p.352 - 356, 2001/11
JRR-4は低濃縮ウラン燃料への転換のために改造工事を行い、その際新たにBNCT用の中性子ビーム設備を設置した。BNCTは腫瘍細胞に選択的に集積するボロン薬剤をあらかじめ患者に注入した状態で中性子照射を行い、B-10の核反応で生じる高エネルギーの荷電粒子(線とLi粒子)により腫瘍細胞を破壊するものである。このため適切な照射を実施するためには、腫瘍に集積したボロン濃度(血液中のボロン濃度にほぼ等しい)及び熱中性子束を正確に把握する必要がある。JRR-4におけるBNCTにおいては、ボロン濃度を即発線分析により、熱中性子束を金の放射化法により測定している。即発線分析には、JRR-4に整備した垂直型の中性子導管を利用した即発ガンマ線分析装置を用い、金の放射化量測定には-同時計数装置を用いている。JRR-4 BNCT照射設備の概要及びこれらの測定の状況について報告する。
大島 真澄; 初川 雄一; 藤 暢輔; 早川 岳人; 篠原 伸夫
化学と教育, 49(9), p.552 - 553, 2001/09
試料を原子炉などからの中性子で照射して放射化し、それからの線を計測して試料中の元素を定量するいわゆる中性子放射化分析は、その高感度のゆえにICP法などとともに広く行われている。従来は1台の線検出器により測定して得られる1次元のスペクトルから核種の同定を行ってきた。しかしながら、放射性核種は平均して10本オーダーの線を放出するので、少ない核種(元素)を含む試料では問題ないが、数十核種を含む試料では線の本数は数百本以上に達し、これらをすべて分離することは不可能になる。これを回避する方法として、われわれは多重線検出法を開発した。高校の先生を対象とする当雑誌において平易にその原理と適用例などを紹介する。
安田 健一郎; 臼田 重和; 軍司 秀穂
IEEE Transactions on Nuclear Science, 48(4), p.1162 - 1164, 2001/08
被引用回数:7 パーセンタイル:48.68(Engineering, Electrical & Electronic)アクチノイド核種からの複数の放射線を単一のプローブで同時にかつ効率よく測定するために、ホスウィッチ検出器を構築し、おもに波形弁別法で測定してきた。今回、ホスウィッチ検出器からの出力パルスの波高及び波形情報を基本パラメータとしたマルチパラメータ法を適用し、多次元同時計数を試みた。まず、波形弁別のみでは測定困難であるZnS(Ag)/Liガラスホスウィッチに適用し、,()線及び熱中性子測定の弁別に成功した。また、ZnS(Ag)/アントラセンホスウィッチにも適用し、,()線及び速中性子の弁別も行った。これらの測定結果とマルチパラメータ法の有効性について報告する。
河裾 厚男
放射線, 24(3), p.21 - 28, 1998/00
2つの検出器を用いた消滅線のドップラー拡がり測定の最近の進展についてレビューする。この同時計数によるドップラー拡がり測定で得られるスペクトルのS/N比は、従来の1つの検出器を用いるものよりも格段に高く、スペクトルから陽電子消滅サイトの元素分析が可能になる。そして、原子空孔に束縛された陽電子の消滅より、原子空孔周りの不純物元素に関する知見が得られる。
not registered
PNC TJ1603 96-003, 51 Pages, 1996/03
動力炉・核燃料開発事業団東海事業所では、体内放射能の定量のため鉄室内に直径50mmのHPGe検出器が2台設置されていて、ヒューマン・カウンターとして使用されている。これらの検出効率の校正は水ボックス・ファントムを用いて行われているが、体格補正は行われていない。しかし、異常時には個人の体格情報に基づく内部被曝評価が必要で、特に体格が大きく異なる場合には重要である。この様な観点から、体格による検出効率補正を必要としない-同時計数法による放射能絶対測定法を体内放射能測定に適用するため、60Coを用いてその基礎研究を行った。放射能既知の複数の60Co線源を作製し、絶対測定を行った。その結果、15cm程度までの線源-検出器間距離では、10-100kBqの放射能を20%以内の精度で決定できた。一方、幾何学的効率が大きく異なる分布をした場合には、線源の放射能よりも測定値がかなり小さく評価されることが判明した。
M.Hoek*; 西谷 健夫; 池田 裕二郎; 森岡 篤彦
JAERI-M 94-002, 25 Pages, 1994/01
JT-60Uにおいて、1放電当りの積算中性子発生量を、シリコン、アルミニウム、銅、亜鉛、ニッケルの箔を用いた中性子放射化法により測定した。モンテカルロ法(MCNPコード)を使用した中性子輸送計算により、照射位置での中性子フルエンスと中性子エネルギー分布を決定した。最近導入した、中性子放射化箔により高ポロイダルベータ実験時に、約100の箔を照射した。2.5MeV中性子発生量の初期測定結果は核分裂電離箱で測定した中性子発生量と良く一致することを確認した。上に示した箔のうち、インジウム箔が全中性子発生量測定に最も適しており、測定誤差は~15%である。重水素-重水素反応の2次生成物であるトリチウムと重水素との核融合反応で生じる14MeV中性子発生量の測定には、シリコンとアルミニウムが最も適しており、測定誤差は~15-20%である。測定されたトリトンの燃焼率は、0.5~1%であった。
森川 恒安*; 大島 真澄; 関根 俊明; 初川 雄一; 市川 進一; 飯村 秀紀; 長 明彦*; 柴田 理尋; 谷口 秋洋*
Physical Review C, 46(1), p.R6 - R9, 1992/07
被引用回数:23 パーセンタイル:75.77(Physics, Nuclear)オンライン質量分離したLaの崩壊から、-遅延同時計数法によりBaの第一2状態の半減期を測定した。Baについて、それぞれ、297(13),297(26),141(8)psの半減期が得られた。半減期から求めたB(E2:O2)の値は、Baが最も大きな変形を有している事を示している。IBM-2による計算値との比較を行ない、B(E2)の中性子数に対する系統的な変化についての考察を行なった。
五藤 博; 春山 滿夫; 河村 敏秀; 高瀬 操*
KEK-PROC-91-5, p.116 - 124, 1991/07
すべての相隣子中性子検出パルスの時間間隔分布を計数記録する方式のパッシブ中性子法について、製作した検出装置および検出法の原理を説明し、ついで、実験結果を紹介し、最後に、検討結果を述べた。検討内容は、(1)モンテカルロ法による中性子検出効率の計算と実験結果の比較、(2)組合せ理論による同時計数効率の計算と実験結果の比較である。中性子検出効率の計算は、MCNPによって行い、実験結果とよい一致を見た。組合せ理論による同時計数効率の計算は、計数率が大きい場合を除いては実験結果とよく一致した。計数率が大きい場合には、確率過程論にもとづいて導いた理論式が、実験結果をよく説明した。
五藤 博; 春山 滿夫; 河村 敏秀; 高瀬 操*
放射線検出器とドシメトリィ, p.41 - 43, 1991/00
この報告では、まず、製作した検出装置および検出法の原理を説明し、ついで、実験結果を紹介し、最後に、検討結果を述べる。検討内容は、(1)モンテカルロ法による中性子検出効率の計算と実験結果の比較、(2)組合わせ理論による同時計数効率の計算と実験結果の比較、(3)確率過程論による時間間隔分布の計算と実験結果の比較である。中性子検出効率の計算は、MORSEおよびMCNPによって行い、いずれの結果も実験値の約1、3倍になっている。組合わせ理論による同時計数効率の計算は、計数率が非常に大きい場合を除いて実験結果とよく一致した。また、時間間隔が計算できるようになって、実験結果が詳細に検討できるようになった。
源河 次雄; 石川 勇
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 34(8), p.1067 - 1072, 1983/00
あらゆる分野への応用で、精度の良い信頼性のあるガンマ線スペクトロメトリー用校正線源の必要性が増加している。我々は、組合せ線源用としてアクリル製の8分割の扇形ホルダーを製作し、ホルダー内に線源を密封する方法を検討した。この組合せ線源は、検出器から検出器半径の5倍以上離すことによりほとんど点線源の形状と見なすことができ、同種あるいは異種の核種の8個までの様々な組合せで使用することができる。さらに堅牢で安全性にもすぐれているコイン状のアルミニウム密封線源としてEuあるいはEuとCsを混合し、封入した線源についても言及する。線源製作に使用したEuの放射能強度は、すでに開発し報告されている4-スペクトロスコピック同時計数法により68%信頼限界で不確かさ1%以下で値付けされている。それぞれの線源の応用例など特色と信頼性について検討した。
馬場 宏; 馬場 澄子; 市川 進一; 関根 俊明; 石川 勇
JAERI-M 9616, 24 Pages, 1981/08
4-スペクトロスコピー法によるEuの絶対測定法を確立した。絶対測定法は、4計数管とGe(Li)検出器から構成される。線検出器からの出力パルスとコインシデンスする線スペクトルを測定し、着目する線毎にその強度を求め、それとシングルの線スペクトル中の対応する線強度との比から、緑検出器の各線、内部転換電子およびオージェ電子に対する実効計数効率を求めた。最初に、この絶対測定法を検証するために、Co線源を用いて3種類の絶対測定法を併せ試み、相互に良く一致する結果が得られることを確かめた。次いで、Eu濃縮ターゲットの原子炉照射によって作製したEu線源について、4-スペクトロスコピー同時計数法を適用し、得られた結果をLMRI製Eu標準線源を用いる線スペクトロメトリの結果と比較した。両者は約2%の範囲内で一致した。
東條 隆夫; 近藤 眞
JAERI-M 7910, 28 Pages, 1978/10
中性子捕獲線のスペクトロスコピを目的として、効率14.9%のGe検出器と直径および長さが8インチのアニュラス型NaI(Tl)検出器からなる検出器系を用いたペアおよびエスケープ抑制型線スペクトリメータを組立て、その特性を測定した。検出機器の特性として、i)Ge結晶外へ消滅光子が逃れる確率0.6940.021、ii)Nal(Tl)の消滅光子に対する全検出効率74.53.7%が得られた。エスケープ抑制型スペクトロメータの特性として、i)シングル・エスケープ・ピーク抑制係数4.0、ii)ダブル・エスケープ・ピーク抑制係数12.9、が得られた。ペア・スペクトロメータの特性として、i)電子対生成の発生率11.6%をダブル・エスケープ・ピークとして検出できること、ii)2,4および6MeV線に対する相対効率(シングル・スペクトロメータの全吸収ピークに対する)として、2,17および40%が得られる、などが明らかになった。ペアおよびエスケープ抑制型スペクトロメータの低バックグランド性とスペクトルの単純化から、その有効性が明らかになった。
東條 隆夫
Nuclear Instruments and Methods, 154(2), p.367 - 373, 1978/02
GM計数装置の計数損失を自動的に補正する方法を非同時計数回路を使用して開発した。この方法によって、120secの分解時間を有する有機消滅型カウンターを用いた場合、それそれ最大、510cpmおよび3.410cpmまでの計数率領域において2%以下の誤差で補正が可能になった。このことは、従来の補正法を用いた場合に較べて、GM計数装置を使用し得る計数率領域(誤差2%以下)を本補正法によって数倍拡張できたことを意味する。本補正法の計数特性を測定する過程において、2種の核種の半減期が測定された。In:54.110.09(分)、Dy:139.730.60(分)
小林 勝利; 石川 勇
JAERI-M 7402, 25 Pages, 1977/11
4-同時計数法によるCuの絶対測定を行ない、その精度を確認するため、CoおよびNaを用いた効率トレーサ法によるCuの絶対測定を実施し、併せて定常検定用井戸型電離箱の較正定数を決定した。均一な線源を得るため、型フタロシアニン銅についてのチラルド・チャルマー法を適用して得た高比放射能のCu溶液を用い、望ましい線源調製技術を検討した。線の自己吸収に対する補正は、陽電子の検出効率を系統的に変えて外挿することにより行ない、実験はオージェ電子を完全に吸収するアルミニウム吸収板ではさんだ線源に対する全放出数を測定することによって行っている。本報で報告する測定法の精度は、線分岐比などの核データの確度に依存するが、効率トレ一サ法との比較を行なった結果は1%以内で一致した。
藤 暢輔
no journal, ,
中性子を試料に照射すると、試料に含まれている元素固有の線(即発線)が発生する。それをゲルマニウム検出器で測定することにより、試料に含まれている元素を一度に解析することができる。この原理に基づく元素分析法を即発線分析(PGA)と呼び、様々な分野の試料に用いられている。本発表ではPGAの基礎として、その原理から解析の方法までを解説するとともに、その分析事例を紹介する。また、最新の即発線分析装置であるJRR-3のMPGA装置、J-PARCのANNRI装置の概要について紹介し、それらの装置を用いることで可能となる多重即発線分析及び飛行時間法を適用した多重即発線分析の原理と特徴などについて述べる。
藤 暢輔
no journal, ,
中性子即発ガンマ線分析(PGA)は、中性子捕獲反応に伴って放出される即発ガンマ線により定量分析を行う非破壊分析法で、多元素の同時分析が迅速に行えるだけでなく、分析の確度が非常に高いという特長がある。そのため、原子力分野をはじめとして宇宙化学・環境・考古学・材料など幅広い分野で用いられ、多くの研究に貢献している。PGAはこれまでに同時計数法を用いた即発ガンマ線分析(MPGA)の開発などによって高度化されてきたが、大強度陽子加速器施設の物質・生命科学実験施設に設置した中性子核反応測定装置(ANNRI)において飛行時間法を用いた即発ガンマ線分析(TOF-PGA)が開発され、さらに検出限界及び峻別性能が改善されている。本講演では、PGA, MPGAおよびANNRIによって可能となったTOF-PGAについて、その原理と特長を実際の測定例を交えて解説する。